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定年後の過ごし方と生活

 定年後の過ごし方には、じつに多くの選択肢があります。趣味がない、資金がない、パートナーがいない…という人も、生きがいを感じながら充実した生活を送ることは可能。たとえば、再就職で収入を得ながら趣味を楽しむ、新たなパートナーを探すと同時に人生の楽しみも見つける、ボランティア活動に参加して新たな役割と仲間を得る…など、生き方の選択肢と目的をいろいろ組み合わせてみましょう。思いがけないほど豊かな世界が広がります。
 定年後の過ごし方で重視すべきは「生きがい」ですから、まずは何が自分の生きがいにつながるかを確認。そこを中心にさまざまな方向へ選択の組み合わせを考えると、自分に合った今後の生き方が見つけやすくなります。

定年後の過ごし方から生きがいを見つける

▼ボランティア・ボラバイト…「人の役に立ちたい」
 人と関わりながら人の役に立ち、人に喜ばれることで生きがいを感じられるのがボランティアの醍醐味。地域活動の手伝いから、JICAが募集するシニア海外ボランティアまで幅広い募集があり、求められるスキルもさまざま。最近はボランティアとアルバイトを合わせた「ボラバイト」も注目されていますが、シニアの場合は農業体験(農家手伝い)が中心のようです。地元のボランティアを探すときは、「NHKボランティアネット」「地域福祉ボランティア情報ネットワーク」などのサイトも役立ちます。
▼趣味・習い事…「自分を成長させたい」
 定年後の趣味として人気が高いのは、家庭菜園、山歩き、写真、蕎麦打ち、楽器演奏、陶芸など。自分だけの時間を楽しむ趣味もいいですが、定年を機に夫婦で楽しめる趣味や習い事を加えることで、セカンドライフがより充実する場合もあります。「定年後の趣味探し」も参考にしてください。
▼田舎暮らし・海外でのロングステイ…「視点を変えたい」
 自然豊かな田舎暮らしや、海外でのロングステイなど、これまでと異なる文化圏に生活の場を移し、生き方を変えることで、今までとは違った視点から人生や世界を眺めることができます。海外でのロングステイ先で人気なのは、マレーシア、オーストラリア、タイ、ハワイ。ちなみに夫婦でこれらの国に3ヶ月滞在した場合に必要な費用(滞在費・交通費・国内経費)は、クアラルンプール(マレーシア)130万円、メルボルン(オーストラリア)150万円、バンコク(タイ)100万円、ホノルル(ハワイ)180万円が目安となります。
▼中高年の婚活・お見合い…「誰かと人生を共有したい」
 何気ない喜びや感動を共有できるパートナーの存在は、生きる力にもつながります。中高年や熟年の婚活は、結婚相談所に入会してお見合いをしたり、中高年対象の「お見合いパーティー」に参加するのが主流。お見合いパーティーは結婚相談所や中高年の独身者のサークルのほか、イベント会社が企画するものもあります。詳しくは、「中高年の婚活」を参考にしてください。
▼再就職・再雇用・起業…「自分の可能性に挑戦したい」
 定年後、夫婦二人が生活するためには1ヶ月に26〜27万円程度、ゆとりのある生活を楽しむためには36〜40万円程度の生活費が必要といわれています。年金と貯蓄だけでは老後が不安という場合、定年後の再就職・再雇用・起業を考えてみましょう。詳しくは「定年後の再就職」「定年後の再雇用」「定年後の起業」を参考にしてください。

 定年後の過ごし方に迷ったら、深く考えすぎずに「好き」の直感を信じてみましょう。自説や俳句などを新聞に投稿して採用をめざしたり、孫の写真でコンテストに応募したり、世界遺産を巡る旅の記録を残したり…。ただ「好き」なだけで長く続けられたことも、いつしか「生きがい」に変わることがあるのですから。

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