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定年後の再就職の仕事を探す

■定年後の再就職の待遇と収入
 シニア世代となった人が、定年後の生活費や収入を得る方法の一つに「再就職」があります。その勤務スタイルはさまざまで、元の会社で再雇用を選べる場合は、契約社員や嘱託となることが多いようです。それ以外で定年後の再就職をする場合も、アルバイトやシルバー派遣が中心で、正社員的な待遇の仕事は少ないのが現状。そのため定年後に再就職したときの収入は、定年前より大きく減ることが多いです(65歳までは「高年齢雇用継続給付金」が支給される場合あり)。
■定年後の再就職の仕事の探し方
 シニア世代や定年後の再就職は、一般の就職活動のようにハローワーク(職安)や就職情報誌で仕事を探すより、インターネットで探すほうが情報が充実しているうえ、検索機能も付いているので近道です。また、公益法人「シルバー人材センター」に登録して、仕事の紹介をしてもらうという方法もあります。ただし、シルバー人材センターの仕事は、臨時や短期の仕事または軽易な仕事に限られているため、収入としては生活費を補う程度にしかなりません。また、管理職、専門職、技術職に限った仕事であれば公的機関「人材銀行」の利用もおすすめ。対象は40歳〜年齢不問。シニア世代の募集も目立ち、比較的条件の良い求人もあります。

定年後の再就職の注意点

■定年後の再就職による年金の減額に注意
 シニア世代や定年後の再就職で注意したいのは、収入の額によって年金の支給が減額される可能性があることです。60歳以降に働きながら年金を受け取る場合、年金と月収(年収の1/12)の総額が一定額(60歳〜64歳28万円、65歳以上48万円)を超えると、在職老齢年金制度が適用され、年金が減額されてしまいます。ただし減額の対象となる年金は老齢厚生年金のみ。老齢基礎年金、障害年金、遺族年金は減額の対象にはなりません。
■定年後の再就職で年金が減額されない方法
 定年後の就職で収入を得ながら、年金を減額されないためには、年金と月収の総額が一定額(上記参照)を超えない仕事や働き方を選ぶほか、厚生年金に加入しない働き方を選ぶという方法もあります。具体的には、厚生年金に加入していない会社で働く、勤務時間を正社員の3/4以下で働く、起業して自営業者になるなど。また、私立学校に再就職した場合も、厚生年金ではなく私学共済に加入することになるため、年金は減額されません。私学共済は厚生年金以上に手厚いサポートがあるので、私立学校への再就職はダブルでお得ということになりますね。

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